みみより図書館に、新しい本が入りました。……といっても、よそから届いた本ではありません。司書である私が作った、はじめての絵本です。
『きみいろめがね』—— Kindle版とペーパーバック版を出版しました。
どんな絵本?
どんな絵本?
この絵本の世界では、人はみんな「色つきのレンズのめがね」をかけて世界を見ています。
楽しい時間や、うれしい会話。そんなとき、レンズにぽとりと一滴、きれいな色がおちる。逆に、こわい話や悲しい話のあとは、暗い色が。
そうやって気づかぬうちに、レンズはそっと色を変え、見える世界も変わっていきます。
でも、夜になって、家族とリラックスした時間を過ごしたり、たっぷりねむったりすると、レンズの色はもとに戻る。自分で拭き取ることもできる。
——入ってきた色を、受け入れるか、拭き取るか。決めるのは自分で大丈夫。あなたの世界は、あなたの色で見ていい。
そんな話を、主人公の女の子「にこ」と一緒にたどります。最後は、読者への問いかけで終わります。
この絵本ができたきっかけ
私が絵本をつくりはじめた理由は、とてもシンプルです。
「私が出会ってきた素敵な言葉を、絵本にして息子に届けたい。」
そんな思いからでした。
これまで、たくさんの言葉や本に出会ってきました。
はっとした言葉や心が軽くなった考え方。
いつか息子が大きくなったとき、自分で読めるかたちで残しておきたい。
そう思ったことが、絵本づくりの始まりです。
この『きみいろめがね』も、あるひとつの言葉との出会いから生まれました。
人の言葉や感情、環境は、知らず知らずのうちに、私たちの心に色を重ね、
見える景色まで変えてしまうことがあります。
そして同じ景色を見ていても、それによって見えかたも違う。それは、良い方にも、悪い方にも——。
もしかしたら、その時に私のレンズにも新しい色がぽとんと落ちて、それをずっと大切に残していたのかもしれません。
この絵本も、そんな一つの色から生まれました。
もし、この絵本が、あなたの心にも、やさしく一色を重ねることができたなら、
こんなにうれしいことはありません。
こんな方に読んでほしい
- 子どもと一緒に、気持ちやこころの話をしてみたい方
- 私たちは言葉や環境に影響されることを伝えたい
- ちょっと心を整えたい方
ひらがな中心で、幼児でも読み聞かせできる言葉を選びました。でも実のところ、いちばん刺さるのは大人かもしれません。読んだあと「今日の自分のめがねは何色だったかな」と考えてもらえたら、作った甲斐があります。
本の情報
- タイトル:きみいろめがね
- 著者:m.aco
- Kindle版:500円(固定レイアウト・カラー)/Kindle Unlimitedの読み放題対象
- ペーパーバック版:1,650円(正方形・フルカラー印刷)
読み放題に入っている方は、追加料金なしで読めます。紙の本は、手にとってページをめくる時間そのものを楽しんでいただけたら嬉しいです。
おわりに
はじめての出版で、分からないことだらけでした。表紙のサイズ、印刷の余白、電子と紙の違い——つまずいた話は、また別の記事に書きたいと思っています。
まずは、できあがった一冊を。よかったら、手に取ってみてください。


コメント